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2006-06-04

川塾第1回6/3~4

川塾2006 第1回「何種類?」

テーマ「干潟で遊んで学ぶ」「汽水域の生き物」
  in 第十堰南岸・住吉干潟

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待ちに待った川塾シーズン到来。

3年前にスタートした川塾では、川ガキたちにさらなる吉野川の深みを感じてもらい、これからの姿を考えてもらおうと思っている。

 

川塾の特徴 

その1.何らかのプログラムの卒業生を対象にしている

その2.10人という少人数制

その3.大人へ向けてメッセージを発信すること

言わば、現在の環境教育プログラムの集大成的な一面があり、とにかく吉野川の姿をより深く感じてもらいたい、そこから湧き上がってきた想いを人に伝えてもらいたい。

 

Imgp7509さて、第1回は日本でも有数の広さを誇る吉野川の河口干潟から第十堰までの汽水域をフィールドとする。夕刻の住吉干潟は、干潟の生物のみならず、人間の憩いの場でもある。散歩、ジョギング、おしゃべり・・・、人々が集う場。

 

Imgp7514_1 ヨシ原ではシオマネキが人の気配を察知して、すぐに巣穴へと身を隠す。ヨシの上をセッカが独特の放物線を描き飛んでいく。ヨシキリの鳴き声もあちらこちらから聴こえてくる。泥の中の水たまりに近づくと、愛らしいトビハゼが急いでアシ原に逃げ込んでいく。コメツキガニ、チゴガニ、ベンケイガニ・・・、記憶できない豊富な種類のカニたち。様々な表情を見せる貝殻が砂浜には打ち上げられている。まさに生命のゆりかごと言える。「水と陸の境目、進化の分かれ目」とは講師の大久保さん(とくしま自然観察の会)の言葉である。

Imgp7568 今、この場所で新たな橋の建設がすすめられている。橋脚による水流への影響、また橋につけられる照明や車の排気ガスや騒音によって干潟そのものや生物がどう変化してしまうのか、誰にも予測がつかない。こんなに楽しい泥んこ遊びができなくなったらどうしよう?シオマネキの雄が大きくなっていない方の手だけを使って何やら餌を口に運んでいる、そんな姿が見られなくなったらどうしようか?

 

夜は第十堰下にて恒例のテナガエビ捕り。まだまだエビのサイズは小さいが、お腹をすかせた川ガキのお夜食には十分量が捕れた。近くでは明かりのついた浮を使うスズキ狙いの釣師が竿を並べていた。

翌日は早朝から第十堰下にて竿を出す。

網で草の茂みをガサガサしても、まだ捕れるドンコは小さな小さなサイズ。スジエビの子どもばかり入っている。変わり続ける砂州の姿に、生物の順応はある程度の時間がかかる。

カヌーを出して、中州のたわわに実ったクワの実を採りに行く。女の子は自分の帽子に熟れた実を満載している。男の子は砂を掘って天然風呂を作ったようだ。対岸へ釣りに出かけた2人は、日焼け跡むなしく釣果はゼロ。次回の穴吹川に期待して欲しい。

2日間の、それぞれの汽水域での体験を終える。たった2日間で何種類の生き物や植物に出会えたろうか。豊かなこの環境での体験を、人から人へと繋いで欲しいと思う。

by スーザン

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