里山キャンプ~窯入れ編~3/17,18
今回は炭焼きの窯入れ編♪
講師は入田町在住の大谷さん!炭焼き窯は大谷さんとその仲間のみなさんの手作り。
ガスがなかった時代は炭が燃料。各家庭では穴を掘って炭を焼き、できあがった炭を燃料にご飯などを炊いていた。今回使う窯は小さい方で、昔の人はもっと大きな窯で炭を焼き、商売をしていたらしい。
その後、炭にする木を切り、窯いっぱいに詰めます。
一人が窯の中に入り、外から順々に木を渡して中へ運びます。カシやクヌギは重くて大変。木は縦に並べ、上のあいている部分にも短い木を詰め、隙間なくぎっしり詰めました。
入り口の内側にレンガを積み上げる。上の少しあいている部分に、練り土で作った陶芸品(笑)をならべ、入り口に鉄枠をはめ込みました。
火入れ。ひたすら薪をくべて燃やし続けました。灰がたまると空気がはいらないので、時々スコップで真っ赤に燃えている灰を取り出す。これがものすごく熱い。
子どもたちは炭焼きの準備に飽き、ツリーハウス作りや池で釣りの真似ごと、里山探検な
ど・・・炭焼きそっちのけ!
時々「手伝ってよ~」というスタッフの声に仕方なく集まり、しぶしぶ薪運びのお手伝い。
寒くなるとあったかい窯の前に人が集まってきた。窯からかき出した灰(おき火)で焼き芋を作って食べる。さすが鳴門金時!甘くておいしい!!
夕食前に、山で見つけたタラの芽を天ぷらにした。みんなほっぺたがおちそうな顔をして「うまーい」と叫ぶ。春の味。本当においしかった。
夕食を食べ、肝試し。山にはお墓がたくさん並んでいる場所があり、そこで石にサインし帰ってくるというコース。さすがに一人は怖いということで、2人~3人ずつお墓をめざす。短いコースだけど、なんだか気味が悪い。みんな帰りはやけに歩くスピードが速かった(笑)
窯の中の温度は260℃にしなければいけない。時々煙突のところで温度を測る。この場所で78℃以上。今回は83℃をめざしひたすら火をたいた。燃やされた木はキラキラしていて、オレンジ色がとても眩しい。言葉ではとても表せない。じーっと見ていても飽きず、吸い込まれてしまいそうだった。
夜はこれから!炭焼きキャンプはどれだけ夜更かしできるか・・・・
しかし、10時までに二人・・・また一人・・・釜の前でイスに座りながらまた一人、二人・・・12時頃にはもう子どもは一人しか起きていない。大人もウトウトし始めた3時すぎ。ようやく窯にフタをすることに!
窯の周りはものすごい高温。入り口は数百℃??1m離れている場所でも尻込みするほどの熱さ。しかし、この入り口をレンガでフタしなければならない・・・これは儀式のようなもの。頑張って!!と祈りながら全てをおっちゃんにたくし、見守った。
見ているだけで熱いのだから、おっちゃんの手や体はきっとやけどしていただろう!
思わず拍手をする。
寝袋に入ったのは3時45分。
朝は半分以上が寝坊。早く寝た2人以外誰も起きてこない・・・・
2日目は山に散歩に行ったり、釣りをしたり、竹でコップを作ったり・・・みんなのんびりゆったり過ごした。面白かったのは森の中でやる「かくれんぼ」。息をひそめて木や岩の陰に隠れる。鬼が通り過ぎるのをじっと待つ。勝手に木や葉っぱ、森の一部分になった気分で隠れているのだが・・・やっぱり見つかってしまう(笑)
来週はいよいよ窯出しと炭を使った料理。うまく炭ができているといいなぁ。
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