かんどり舟に乗って♪(第6回水辺)
朝、子どもたちに宿題の「川漁の方法にはどんなものがあるかな?」を発表してもらいました。
ウナギを捕る方法・タテ網・ハエナワなど多くの漁法がでてきました。
講師である坂東福太郎さん(元川漁師)と合流。
さらにそこからカヌーに乗って第十堰下の中洲へと向かいます。
中洲に着くと、みんな川の中に腰をおろして坂東さんが昔の吉野川の事や、投網漁の方法を話して下さるのを聞きました。
子どもを魚に見立て、坂東さんが投網をうつ場面では、網に捕らわれた子どもの表情がやけに神妙で、思わずみんな笑ってしまいます。
次に坂東さんは、昔から吉野川で川漁に使われている「かんどり舟」という木製の舟に乗り、タテ網を仕掛けに行きます。(川に網をタテに設置する漁法)
子どもたちは、カヌーに乗ってその様子を眺めるのですが、あまりにも興味がありすぎて、かんどり舟や仕掛けたタテ網に近づきすぎてしまいます。
それじゃぁ、魚がとれないぞ~。
坂東さんと投網をうったり、カヌーを漕いだり、かんどり舟漕いだり、泳いだり。
「昼間に網にかかるような魚はおらん」と坂東さん。それでも投網をうつと、一匹ですがイダ(ウグイ)がとれたので、みんな大喜び!
あっという間に昼食の時間になってしまいました。
午後再び川へ。仕掛けたあたりで魚が跳ねている!ふくらむ期待!!・・・・・残念!結局魚は一匹もかかっていません。でもワクワクしたなぁ~。
タテ網を回収して少し川で遊んでいる間に、潮がぐんぐん満ちてきました。中洲に置いてあるカヌーが流されそうに。風が強くなってきて波が立ちはじめました。スタッフの呼びかけにみんな急いでカヌーに乗り込んで、川から脱出。これで、今日の川遊びは終わり・・・かと思いきや最後にかんどり舟を川から上げる作業がみんなを待っていました。
川の水をたっぷりと吸ったかんどり舟はかなり重い!!
「ワッショイ!ワッショイ!」のかけ声のもと、大人も子どもも総動員で舟を持ち上げて動かします。ふーさすがにちょっと疲れたかな?でも、「疲れた~」と言いながら、みんないい顔しているよ。ホント。
子どもたちに「かんどり舟の特徴は何だった?」と聞いてみます。すると・・・「木でできている!」「船底が浅い!(ので浅瀬での漁が可能)」「竜骨がない!」「オール(櫂)が細長い!」などなど。みんなよく観察してるねぇ。川漁の事、かんどり舟の事、今回体験した事、感じた事を思い思いに日記に綴り、解散となりました。
さて、来月はハゼ釣り!ハゼとは一体どんな魚なんでしょうか?次回をお楽しみに。
byあねご