第十堰探検!~前編~
12月17日(土) 第9回水辺の教室
テーマ:第十堰って …?
~歩く ・ 遊ぶ ・ 知る 第十堰探検!~(前編)
今回のテーマは第十堰についてです。
まず、子ども達に「第十堰の要素(何でできているか)」をたずねてみました。
テトラポッドや青い石、コンクリートとかで出来とるんちゃう?
コケや水草、草、木もあるよ。魚やエビやアユがいると思うな。鳥もおる。
堤防や魚道を見た! まず、川があって、青い水が流れてて、夕日で光っとる。
釣人や漁師さんもおるよ・・・
堰の材料だけじゃなく、周りの環境も大切な要素だと子どもたちは感じているようです。
意見がたくさん出てきたところで、いよいよ第十堰の探検に出発!
でこぼこのコンクリートブロックや青石の上を流木や石を拾ったり、テトラの上から「何かいないかなぁ~」と覗いてみたりしながら歩きます。水鳥の骨も発見!みんな、いつの間にか夢中になっています。
現在、補修工事中の上堰にもヘルメットをかぶって行きました。しばらく歩くと、川を行き来する舟を通すための「舟通し」という広場に到着。今はコンクリートで覆われているけれど、昔は青石の広場だったんだって。昔の人がここでちょっと一休みしている様子が目に浮かびます。
しっぽみたいに飛び出している石組みも広場の近くから見えました。これは、直接堰に当たる川の流れを弱めるために作られた『水制』で、第十堰の水制の規模は日本一!吉野川に日本一があるなんてなんだか嬉しい。
吉野川でとれた青のりづくしの昼食を食べて、午後からは今日の発見のまとめです。
今回からは4、5人ずつの班に分かれて、自分たちの発見を自由にまとめて発表します。
今度は班ごとに大きな紙一面に今日発見した第十堰の「要素」を描きます。
ひたすらテトラポットを書く子もいれば、見つけた鳥を並べて描く子もいます。
1人1人の子が自分自身で見つけたものの絵や解説を書き込んで、それぞれ個性的な地図ができあがりました。
堰は一本じゃなくて上堰と下堰に分かれていることに気付いた!
白くてすべすべの石を見つけた!
変わった形の木を見つけた!
コンクリートやテトラや青石だけじゃなくて、木も堰の間にはさまっていた!
テトラのすき間から透き通った水が湧き出ているのを発見した!
などなど・・・
初めに考えてみた時より、要素はずいぶん具体的になりました。
実際に第十堰を歩いて、自分たちで色々見たり拾ったりしたから見えてきたことが色々あったようです。
子どもたちは拾った流木や石を宝物のように見せてくれました。
次回はさらに第十堰のひみつが分かるよ。お楽しみに!
≪おまけ≫
第9回目は「青のり漁の体験」の予定でしたが、今年は青のりが豊作のために漁師さんの都合がつかず内容が変更になりました。。。
その代わりに、大漁の青のりの差し入れをいただきました。昼休みにはみんなで青のり干し。まずバケツに水を張って棒でかきまぜて洗いますが、これがなかなか重たい!
←青のりを洗う
干すのもなかなか難しいなぁ。早く乾かすために、薄くきれいに伸ばして干していきます。
でも、売ってるのとは比べ物にならないくらい、磯のいい香りがするよ。
吉野川の青のりは、味・香り・生産量とも全国一!!
おみやげに持って帰った青のりは、ふりかけになったかな?それとも磯辺揚げ?
by ぐっち
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