~自然と人をつなぐ場所 吉野川河口干潟~
【吉野川SPEAKER第2弾】

~自然と人をつなぐ場所 吉野川河口干潟~
ゲストスピーカー:大久保多加代さん
ゲストスピーカー:大久保多加代さん
(とくしま自然観察の会・吉野川ひがたの会)
ゲストの大久保さんと干潟の付き合いは、元々お子さんに連れられて参加した観察会から始まりました。

「せっかく身近に自然があるんだから、遊ばないともったいない!」と観察会に参加している内に、干潟の魅力にはまってしまいました。
大久保さんが、今でも不思議に感じているのは潮の満ち引き。
どうして起こるのか原理は知っていても、やはり常に不思議。
だから、潮の満ち引きによって現れる干潟にも興味は尽きないそうです。
どうして起こるのか原理は知っていても、やはり常に不思議。
だから、潮の満ち引きによって現れる干潟にも興味は尽きないそうです。
干潟というと、河口の広い干潟を思い浮かべますが、
大久保さんの持つイメージとしては、河口から第十堰までの間、すべてが干潟。
潮の満ち引きによって現れる部分のある範囲は干潟として捉えられるのではという意見を聞いて、なるほどと思いました。
大久保さんの持つイメージとしては、河口から第十堰までの間、すべてが干潟。
潮の満ち引きによって現れる部分のある範囲は干潟として捉えられるのではという意見を聞いて、なるほどと思いました。
今の日本の川では埋め立てや護岸によって干潟がほとんどなくなりましたが、吉野川にはまだ貴重な干潟が残されています。吉野川の干潟は、国際的な渡り鳥
の飛来地として「シギ・チドリネットワーク」に登録されています。

吉野川に生息するシオマネキやチゴガニ
、渡り鳥などの生き物や、泥んこになって遊ぶ子ども達などをスライドで紹介していただきました。

また、干潟を守る国際的な条約のラムサール条約についても説明してくださいました。
この条約の特徴は、ワイズユース(賢明な利用)
にあるとのこと。
何でも禁止にするのではなく、経済活動も自然保護も共存させていく考え方は、漁業
も盛んな吉野川にとってとても重要だと感じました。
この条約の特徴は、ワイズユース(賢明な利用)

何でも禁止にするのではなく、経済活動も自然保護も共存させていく考え方は、漁業

また、吉野川の現実についてのお話もありました。
今吉野川では、高速道路と東環状大橋が建設されようとしています。東環状大橋はすでに橋脚が立てられ、高速道路のインターチェンジにかかる沖洲では、すでに埋め立てが進んでいます
。
今吉野川では、高速道路と東環状大橋が建設されようとしています。東環状大橋はすでに橋脚が立てられ、高速道路のインターチェンジにかかる沖洲では、すでに埋め立てが進んでいます

河口に広がる干潟は、特に徳島の街の中にあります。
何年か前には海亀も来たこと(!)もある干潟が自分たちの生活のすぐ側にあることを、普段当たり前のように過ごしているけれど貴重なことだと改めて気付かされました。
何年か前には海亀も来たこと(!)もある干潟が自分たちの生活のすぐ側にあることを、普段当たり前のように過ごしているけれど貴重なことだと改めて気付かされました。
まずは干潟で遊んで、干潟を身近に感じるところから始めて、
現実の問題や政治のことにもちょっと感心を持ってもらえたら・・・
自然を守ることは難しいことじゃない。楽しみながら考えたらいい。
現実の問題や政治のことにもちょっと感心を持ってもらえたら・・・
自然を守ることは難しいことじゃない。楽しみながら考えたらいい。
大久保さんの言葉からは、
干潟への熱い思い
がひしひし伝わってきました。
干潟への熱い思い

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