吉野川源流トレッキング
高知県本川村。
吉野川源流がある白猪谷渓谷を新緑も
まぶしい5月初旬に訪れました。。
吉野川との付き合いも8年目だけど、
実は源流を訪ねるのはこれが初めて。
登り始めはスギ林、しばらくすると、うす黄色のヤマシャクヤクの花たちが出迎えてくれました。トチノキ・ツガ・ヒメシャラ・ツツジ・・新緑と木漏れ日が目を癒してくれます。
水の流れはとても豊かで、岩と岩の間を勢いよく流れ落ち、淵は底まで透き通るほど美しいBlue。思わず飛び込みたくなるほどです。途中アメゴ釣り師とタヌキ1匹に出会っただけで、源流は私たちの貸切。
tanuki
我を忘れ、時間を忘れ・・・言葉を忘れ・・・
目の前に広がる世界に、色に、吸い込まれる。
沢伝いに歩き続けること1時間半。
聞こえるのは流れ落ちる水の音と鳥たちの鳴き声だけ。
いつも遊ばせてもらっている吉野川の源がここにあるのだ・・・
不思議と身も心も引き締まり、胸が熱くなる。
源流碑の上流にある滝を眺めていると、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
「また今年一年みんなが元気に吉野川で遊べますように。」
「この豊かな流れが絶えることなくずっと続きますように・・・。」
手を合わせ、吉野川源流の森に一礼。
「子どもたちをココに連れてきたい」そう強く思いながら・・・帰路につきました。
穴吹川の源流に行ったとき、
「このキレイな水が、私たちの住んでるところまで来ると、なんで汚れてしまうん?」
そう、子どもがつぶやいたことを思い出しました。
なぜなのでしょうか・・・・。
ゴールデンウィーク真っ只中だというのに、
ほとんど人が来ていないことに驚きました。
登山口からゆっくり上ってもモニュメントまでは2時間くらいです。
すごくおすすめのコースです。ぜひ一度!!
今回は残念ながら見つけることができませんでしたが、
滝の上流まで行くと、サンショウウオに会えるようです。
おまけ:途中、大きな釜で何かを湯がいているおばちゃんに!
そう、コンニャク芋です!!
今回の旅は一日目はとても天気がよく気持ちよかったのですが・・・翌朝テント浸水により目が覚め・・・外はジャジャ降りの雨。面河渓谷には行けなかったけど、温泉に入って温まり、ガス欠寸前の車で恐怖の山越えを体験して、無事帰ってきました。
2日間で600km近く移動した私たち。
6つものダムを通過してきました。
そのダムたちは風景に溶け込むことなく、永遠と続くダム湖の水は、源流を見てきたばかりの私たちには、死んでいるかのように悲しく見えたのでした・・・。
report&photo by makiron
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