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2008-11-26

大物がかかるのはいつの日か?

第十堰水辺の教室~川漁師の知恵を学ぼう~

2008_09030017_22008_09030016  吉野川に脈々と受け継がれている漁師さんの知恵を学ぼうということで、講師に坂東福太郎さんをお招きした。板東さんは、かつて第十堰で漁をして、獲物を生活の糧として暮らしていた方である。現在は第十堰のほとりで農業を営まれている。

 

かんどり船に「たて網」と「投網」を積み込んで、第十堰の下流に繰り出す。数日前の大雨の影響で、川の水はやや濁りといったところか。本来ならばこういう時には網をはることはしない。なぜならば、流木やゴミが多く流れて来て、それが網に引っ掛かって破いてしまうからだ。ただ水の濁りによって、魚に網の存在を気付かれないかもしれない。

2008_09030027  堰の下流に、たて網を張ることにした。今回は流れに対して、やや斜めに、堰下流の砂州に沿って網を設置していく。一人は船を操作しながら、もう一人が網をゆっくり張り出していくという作業。カヌーでこぎ出してきて、その様子を近くからうかがっている子どもたち。砂州では、投網を練習している子どもたちもいる。
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2008_09030032_2  かつて川で漁をして、生活の糧を得る暮らしは、吉野川のあらゆる場所であったはずだ。しかし川の汚れとともに、魚や生き物の数は激減し、同時に人の川に対する関心も薄れていった。川から生計を得たり、川で魚を捕る人が減少していることは事実である。川から人がいなくなれば、川そのものはどうなってしまうのか。

2008_09030049  続いてお堰にて、坂東さんより昔の吉野川や漁の体験の様子を聞く。

Q 漁のどんなところがおもしろいの?

A 魚を釣ったり、捕ったりした時のグググっというあの感触がたまらんなぁ。

Q 吉野川はどんな風に変わっていますか?

A ダムができる前は、魚が信じられんぐらいおった。水の中を歩いたら魚が足にぶつかってきて、わしの足の下で休憩してたわ。水が汚くなって、魚がおらんだろう。もう昔みたいな川にするのは無理じゃろうなぁ。

2008_09030054Q どうして漁師さんになろうと思ったの?

A そりゃあ親父がやっとったっていうのもあるけんど、やっぱり川が好きじゃからじゃわ。漁師っていうのは、みんなそうやろう。みんな川が好きなんやわ。

 最後に、しかけたたて網を引き揚げに行く。かかっていたのは、残念ながら小枝やプラスチックごみばかりだった。2年連続のボウズ(何も捕れないという意味)。水辺の教室の網に、大物がかかるのはいつの日になるのか。

レポートby スーザン

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