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2009-05-28

ひがたってどんなところかな?

  水辺の教室第二回 
テーマ:干潟で遊んで学ぶ~ひがたの役割を考えよう~

時間は午前9時半頃。

集合時間が近づくにつれて続々と参加する子どもたちの車が会場に集まってきた。

子どもたちは今日の宿題とぼろ布とお米を渡してしまうと、もうそれぞれに遊びだしてそこら中を駆け回っている。

会場に広がる楽しそうな声。

5月16日(土)に行われた第2回水辺の教室の様子をレポートします。今回のテーマは、「干潟で遊んで学ぶ~ひがたの役割を考えよう~」。

 ひがたってどんなところかな?

 天気はあいにくの曇り空。じっとしているときはフリースを1枚着てちょうどいいくらいの、肌寒い中での水辺の教室となりました。

2009_0517mizube20026 一旦集合し、今日の簡単なスケジュールと新しいスタッフを紹介した後、まずは干潟へ。(今回は潮の関係から午前に室内学習、午後にフィールドというスケジュール。)スタッフ、子どもたちみんなそろって土手の上からすぐ近くの干潟を見下ろしたり、堤防の上に上がって全体を見渡したり。

ひがたってどんなところかな?
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2009_0517mizube20031 干潟をみんなで見た後は室内学習の場所に移動。そこでは手作りのシオマネキの帽子がとても印象的な、とくしま自然観察の会の井口利枝子さんが地図やスライドなどを使ってお話をしてくださいました。

 干潟にはどんな生き物がいるのか。カニたちの仕事。カニたちの泥の中の栄養分をとって砂団子にして泥を出す、穴を掘って空気を泥の中に送り込む、といった仕事が川の水の浄化につながること。吉野川名物のハクセンシオマネキやシオマネキのこと。吉野川でシオマネキは当たり前だけど他の場所ではなかなか見られないように、かつてはどこにでもいた生き物が吉野川には残っていること。干潟と渡り鳥の関係。干潟は鳥たちのレストランであり、中継地となっていること。ヨシ原の浄化力と貝の浄化力など。

なぜ干潟が大切なのかについて、井口さんは数ある理由の中でも次の3つを挙げて今回のお話をまとめました。それは

     海や川の水をきれいにする

     生き物たちのゆりかご

     鳥たちのレストラン

3つです。

子どもたちはというと、聞いているのか聞いていないのか。席を立ってスライドの前に行ってみたり、隣の子と話してみたり、下を向いていたり。かといって聞いていないかと思えば、井口さんからの質問に元気よく答えてみたり。それぞれに反応はばらばら。収集のつかなさに、今回がスタッフ初参加となる私としては「こんなんで大丈夫なのかな・・。」と少し不安を抱きながらもスケジュールは昼食へ。
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 今回の昼食は三色どんぶりとなめこ汁。みんなでおいしくいただきました。

 干潟で遊んで学ぶ

午後からはいよいよフィールドに。それぞれ干潟に入る用意をして、井口さんと注意事項を確認したうえで、さあ準備万端!まずは干潟の中でも比較的砂っぽい泥のところへ。

どんな生き物がいるか探しに行こう!!

2009_0517mizube20050 ・・・っとその前に、井口さんから「足下をよく見てごらん。」との声が。ふと視線を下ろすと足元には無数の砂のつぶつぶ。「これはさっきお話したカニが作った砂団子だよ。」と井口さん。普通に歩いていたら見落としてしまいそうだけど、よく見てみたら本当に1つ1つきれいに丸められた砂団子が小さな穴のそばに並べられている。

「へぇー、すごいね!」

みんなでしゃがんでしばらくその砂のつぶつぶを見る。すると、ある子が「ねぇ、この穴掘っていい?」と私に聞く。何とも言えず判断に迷っていると、数秒後にはもうスコップが刺さって大穴ができていた。目当てのカニが見つけられなくて「・・カニいないね。」とその子が残念そうに言うと、井口さんは笑って「カニのほうが上手だからね。3mくらい掘らないと見つからないよ。」と言った。「3m!?」と驚く私。3mってすごいな。

ここからは生き物探しタイム。みんなざるやスコップを手に干潟の中へ。

干潟って案外しっかりしているなとどんどん踏み出していくと、急に水が染み出して足がべちょべちょと泥の中にはまっていく。

 子どもたちはさっきまでそれぞれ勝手気ままに動いていたのが嘘みたいにみんな生き物取りに夢中になって、どんどんいろんな生き物を干潟の泥の中から見つけてくる。
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「ヤドカリ!ヤドカリ!」とか、

「カニ取れたよ!」とか、

「でっかいエビ取れたよ!」と言う声が干潟のあっちこっちから聞こえる。

自分も穴を掘ってざるで何度も泥をふるってみるけど全然何も見つけられない。子どもたちは本当にすごいなぁと感心するばかり。

しばらくすると収集用の白いトレーの中は大小さまざまなカニ、エビ、スナモグリ、貝、ヤドカリでいっぱいになりました。

集めた生き物はみんなで観察。こうして見るとこんな泥の中に本当にたくさんの生き物がいるんだなぁ。
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観察した後は生き物たちをもといた場所に戻しました。

私たちが干潟から抜けるとこのときを待ってましたとばかりに鳥たちが干潟に集まってきた。「向こうに見えるのはダイゼンかな?」と誰かが言う。干潟は鳥たちにとっても大事な場所なんだ。

2009_0517mizube20113 さてさて、砂地の泥の感触を覚えたら次の場所へ。今度は場所を移して泥団子作り。

泥の感触を確かめるように・・・。

ここの泥は水気がさっきよりも減って粘土みたいに固くてねばねばしてる。

干潟の泥は場所によって変わるんだね。

さらに場所を移動して、午前に土手の上からみんなで見下ろした干潟へ。

潮が引いて、干潟は午前と午後で違うかな?

 

干潟の生き物たちはすごく敏感で、たとえ土手の上でも少しでも動いたりするとすぐに隠れてしまう。だから、みんなで見に行ったときは隠れてしまっていた。それでも、動かずじっと静かに見ていると恐る恐る生き物たちが出てくる。

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「ほら!あそこにシオマネキがいるよ!」

「ほら!ほら!あのヨシ原のとこ!」

子どもが指差す先には片方のはさみが大きくてからだが赤いシオマネキがこそこそと動いている。

「ねぇ。降りて捕まえてもいい?」と言い出す子。ごめんね、ここは我慢して。土手の上から2009_0517mizube20133じっと観察。

あれ、あれ、あそこでは何をしているのかな?

干潟のわきに生えている草を使ってカニ釣りだ。

カニのいる穴に草の穂の先をたらして、カニがそれを挟んでくるのをじっと待つ。

じっと待つ・・・。

じっと・・・。

・・・・。

・・・・・
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向こうの土手にいる人たちは何を見ているのかな?

近づいていくと「静かに!」だって。

「お前たちが騒ぐから隠れてしまったよ。」

一体何が隠れてしまったのかな。

みんなで土手にうつぶせになったりして身体を隠して息をひそめて見てみる。

すると、泥の中で白いちっこいものがフワリフワリと動いていて、そしてその数がだんだんと増えていく。

よく見てみると白いはさみの小さいカニが何か知らないけれどヨッ、ヨッとはさみを揚げている。

「チゴガニだよ。」

これがチゴガニか。想像していたのよりずいぶん小さいな。こんなに小さいカニもいるんだな。

最後はチゴガニがいる干潟でみんなで息をひそめてチゴガニのダンスを見ました。

次回はシジミ漁体験!吉野川で取れるシジミはおいしいんだって。一体どんな経験が出来るかな?

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今晩のおかずはまて貝

とある午後・・・

まて貝とりに挑戦1
まて貝とりに挑戦1
by tenaga-ab

このにょきにょき出てくる不思議な生き物。
その名は「まて貝」

ここ→沖洲海浜はこのまて貝やあさりを捕りに来ている人で
賑わっている。

取り方→砂をスコップなどでかき、これだ!
     と思う穴に塩をふりかける。
     しばらく待つと・・・・
     にょきっにょきっっと出てくる出てくる。
     出てきた瞬間に指で摘んでそっと引っこ抜く。
     注意:引きが強いので、しっかりつかむこと!

まて貝とりに挑戦2
まて貝とりに挑戦2
by tenaga-ab

2匹ゲット!!

とても面白いのですぐにはまる。
穴を間違えると出てこない・・・

小さいのは返してあげよう・・・(しじみもアサリも同じ)

Mate_004 Mate_001 Mate_007
Mate_010 Mate_012 Mate_014

帰ってバターソテーにして食べました♪
濃厚でおいしかったです!

ここ沖洲海浜では、只今埋め立て工事を行っています。
着々と生き埋めにされています。

四国横断自動車道が上にできるのです。

マリンピア沖洲埋め立て工事について

ここには、様々なカニや貝類、それを狙う鳥たち、そして人間
がたくさん。

私たちの食料・・・いや、生き物たちの住処をこれ以上奪わないでもらいたい。

ETCを使い、高速道路でびゅ~んと遠くまで、日頃の疲れを癒しに出かけるが・・・もうそこには癒される自然は残されていない。

食料自給率。
農業だけの問題ではないなぁ・・・。

ちょっと立ち止まってみてほしい。

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2009-05-22

吉野川汽水域デイ

吉野川汽水域デイ

第十堰再発見2009
~見て、聞いて、触れる吉野川~

250年以上も、この場所にあり続ける石組みの第十堰は、川と人の共生モデルとして全国に誇る文化遺産です。

私たちはこの堰を「千年持続する技術」として、後世へ残していきたいと考えています。

4年前からこの石組みの堰の補修工事が行われてきました。

リニューアルした堰を見て、吉野川に触れてみませんか。

きっとこの堰を造った先人の息吹を感じることができますよ。

カヌーにのって水面からの景色も楽しんでください。

[日時] 2009524日(日) 13001600

[集合・解散場所] 第十堰上堰南岸(徳島県石井町) 

[スケジュール] ※雨天中止

1300 オリエンテーション

1310 現地見学(ガイドと一緒に堰を歩こう)

1400 石畳の上で座談会
      
(これからの川と人のあり方について話し合おう!)

1500 終了

(15:001600 カヌー体験)

[参加費]無料 申込不要、当日参加大歓迎!
                小学生以下は保護者同伴でお願いします

[持ち物]帽子、飲み物

     (カヌーに乗る人は・・・)
                  
濡れてもいい服装・靴、タオル、着替え

[主催・問い合わせ]NPO法人吉野川みんなの会 巣山太一
                   
:088-612-9200(当日090-8935-7161
                   
e-mail:office@daiju.ne.jp

[後援]徳島市教育委員会

吉野川汽水域デイ・・・

四国三郎、吉野川の河口から第十堰まで広がる汽水域は、わが国最大級。人々の暮らしと環境の保全と賢明な利用を謳うラムサール条約の精神に最もふさわしい場所です。吉野川汽水域を日本で“最初の河川のラムサール条約湿地”としてめざすイベントです。

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2009-05-01

サギvs稚アユ

2009.4.30 柿原堰にて

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サギvs稚アユ in柿原堰
サギvs稚アユ in柿原堰
by tenaga-ab

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水辺の教室今年も開校しました♪

水辺の教室 第1回目 2009.4.25 sat 

「川の中にはなにがいるかな?」

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水辺の教室はじまりはじまり~

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朝から雨が降っている。

この雨つぶたちが山にしみこんで、長い旅をして、やがて吉野川となるんだねぇ。

じゃあ、雨が小降りになるまで、屋根の下でその川のことを思いうかべてみようよ。床いっぱいに広げられた白い紙は、まるで川のように長い。さっきまで自己紹介をはずかしがっていた子どもたちは、その白い川にそって、おしりをつきだして並んでいる。白い川は絵の具で、マジックで、あっという間に色がつけられ、物語がかきこまれた。巨大な魚がいたり、カッパに追いかけられている子どもがいたり、橋がかかっていたり、太陽の光にキラキラとかがやいたりしている。 

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もしかしたら、「川に入るのは今日が初めて」って子がいるかもしれないね。1年後にみんなで絵をかいたら、どんな川になるだろう。

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200942526_058 キッチンからいいにおい。ちちがてんてこまいでお昼ごはんを作っている。今日は30人の大家族で、それはそれはたいへんなのです。そんなキッチンの様子を、おなかをすかした子鬼たちが鬼ごっこの合間にかわるがわるのぞいていた。

さぁ、今日は水辺の教室初めてのごはんだから、みんなそろって「いただきます」をしよう! ふふふ、目の前のマーボー豆腐と野菜たっぷりのスープを、みんながそろうまで、くいいるように見つめて待っている姿がいじらしい。

雨が小降りになってきた。空が明るい。

「お昼からシジミとりに出かけよう!」スーザンの言葉に、待っていましたとばかり、みんなバタバタと水着に着がえ、カッパをはおる。その手には水中メガネがしっかりにぎられている。もぐるのか? もぐるのね。きっと冷たいぞ~、寒いぞ~。けれど、子どもたちはそんなことちっとも気にしない。きゃいきゃいはしゃぎながら、緑でふちどられた川辺の道を歩いて行く。
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早く川へ行きたくて仕方ない↑家の中でも磯たび着用

200942526_061 川におりると潮の香りがむかえてくれた。海が近い。

さて、水の中へ最初の第一歩。うひゃー! いそ足袋のすき間から入ってくる冷たい水にドキドキしてしまう。そんな私をしり目に、へっちゃらで腰までつかって、早くもシジミをゲットしている子がいる。親指のつめくらいあるおっきなシジミ。小指のつめより小さな赤ちゃんシジミ。砂の中から見つけ出しては見せにきてくれる。「ぜんぜん見つからん」とちょっとふてくされている横顔も。もぐっていた子が、水中から顔を上げて一言「ここの水しょっぱいね!」
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そう、ここは汽水域と言って、海の水と川の水がまじり合うところなんよ。ほら今、少しずつ潮が満ちてきていて・・・川なんやけど海みたいやろ?

それを聞いて、なんとなく不思議なところだな、と思っている様子だった。

バケツいっぱいのシジミを、みんなでほこらしげに持って帰ってきた。帰る道中に見つけたタケノコも一緒に。そういえば、桑の木が小さな青い実をつけていたなぁ。そこかしこに自然の恵みが!

そうそう、“とったものは食べる”これ、川ガキの鉄則なり。手を使ってとって、手を使って食べる、それはまさにヒトの自然な姿だ。ねぇ、今まで自分でとったものを自分で食べたことってある? 今日のシジミは、早速シジミ汁にして食べようね・・・あらま、ほとんどの子が何杯もおかわりをして食べつくしちゃった。

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↑おやつはしじみ汁              ↑最後は日記 

それがすごく嬉しくて、なんだかほこらしい気持ちになっていたのは、私だけではなかったと思う。

penbyおーぱ
camerabyはり

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スロー・ムーブメント!!

2009.4.29 wed 自然観察会 第一弾!

早起きして第十堰へ。
第一弾は稚鮎の溯上を観察します。

7時集合!だというのに参加者22名も。
Sany0326bud仕掛け人:サカナスキー

第十堰の魚道へ向かうと・・・

Sany0329 Sany0330
サギも稚鮎を狙って集まっていました。

Sany0334 Sany0333 Sany0339
そ~っとのぞいてみると・・・

今日も元気にのぼっていました!

満潮に近づくにつれて、どんどん数が多くなり、
上り口付近は大渋滞!

鮎(アユ)のこと・・・・

 吉野川では”アイ”と呼ばれている(方言)

 【生活】秋に川の中流域で生まれます。すぐに海にくだり、
     翌春まで海で生活します。5~8cmぐらいになった
     春に川を遡上します。
     そして、再び川の中流域で、川石などについている
     コケを食べ成長します。
     秋になると、中流域と下流域の境目付近で産卵し、
     ほとんどがそのまま死にます。

第十堰での稚鮎の遡上ポイント

〔いつ〕4月中旬~5月中旬

〔何時〕潮の影響で毎日かわります。
    潮見表(小松島)の時刻からだいたい45分遅れてやって
    きます。
    たとえば、2009年5月1日(金)なら小松島満潮「9:24」
    なので、第十堰は「10:09」が満潮です。
    満潮に近い時刻が遡上の多い時間です。

〔どこ〕第十堰の中央部に魚道が2ヶ所あります。そこが見やすいよ。

〔注意〕魚道の中は複雑な流れになっていて危険です!
    落ちないように気をつけて。
    また、越流しているときはやめましょう。

by slow moves

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