第7回 水辺の教室
『吉野川さん、ごちそうさま』
曇り空でちょっと寒いかなと思うような秋の朝。
お堰の家に子どもたちが集まってきた!その手には延べ竿やリール竿が!!
そう、今日は第7回水辺の教室。
今回は「ハゼってどこに住んでるの?ハゼを釣ろう!」というテーマ
その名の通り、吉野川に住んでいるハゼについて色々知ったり、ハゼを釣っておいしく食べるという何ともウキウキするテーマです。
よし!全員集まったところで…宿題発表。
ハゼはどこに住んでいる??↓↓
「流れの緩やかなところ」「底が砂とか泥のところ」「吉野川」「河口」
と、いっぱい出てきたね!
じゃぁハゼは何を食べているんだ?↓↓
「ゴカイ」「イソメ」「ミミズ」
宿題発表の後は、よっさんが竿のしくみやハゼの釣り方を説明してくれました!!
みんな分かったかな?釣りに行きたくてウズウズしている様子。
早速釣りをしたいところだけど…まずは、竿のしかけをしなければ!!
スタッフはせかされる一方…これが自分1人でできるようになったら一人前だなぁ~なんて思いながら、必死にテグスに苦戦中。その頃子どもたちは…
「あっ!でかいボラがおる!」わくわく♪
「あっちにカニいっぱいおる!」なんて言いながらまだかと待っていたね!
「よっしゃー!竿できたぞー!!」
その声を聞いて一瞬に飛んできてやる気満々!!やっと釣れる…なんて思ったら大間違い!
針にエサを付けるんだーー!エサはゴカイ!!
「うゎ~気持ち悪い!いやーー!!」
「よし!ようやく釣れるぞ~~!!」
平らになっているテトラポットを探して自分の身長よりも長い長い竿を持ってよろよろしながらLet‘sGo!!
釣り糸を川に垂らしてじーっと待つ。
「釣れたー!!」という声もあれば、「釣れーん。。」「引っ掛かった><」という声も。
釣りをしながら見る景色。あ!カワセミが!!綺麗だ~。
これも貴重な自然が残っている証拠かな~。
など、のんびり考える。これも釣りの楽しみ方の一つだなぁ。
みんな釣れたり、糸が切れたり、ゴカイを付けたり…興奮も治まらないままお昼ご飯!!
お腹がすいているのも忘れるくらい釣りに熱中していました!!
よーし!!お昼ご飯を食べてから元気100倍!!
昼になってからテトラポットの上を歩くのが素早くなった!その上、ゴカイを針に付けるのも余裕が出てきた気が。
お昼からは、釣れた魚を「食べたい!!」という声が。
よし!食べよう!!さばいて天ぷらにして食べます。
まな板にハゼを寝かせて…ドキドキ。うろこをとる…ビクビク。
まだまだ生きてる。ツルツルすべってハゼが逃げているみたい。
頭を落とす。骨が太くてうまく切れない…。「ザクッ」
もう動かないよ。お腹を出してきれいに洗ってあげよう。
一つの命を殺して食べるというリアルな瞬間。
感じてもらえたよね。
衣を付けて揚げてみる。そしてとのに揚げてもらう。
よーく見ていると油の中で動いたぞ!!
命の強さを感じたな。
毎日毎日たくさんの者を食べて過ごしているけど
一つ一つに少し前までは命があって
自分たちと同じように生きていたんだよな。
今はいつの間にか何事も無かったかのようにスーパーで売られていたり冷蔵庫の中にある。
ここにくるまでは生きているものを殺している過程がある。
でもそれがあまり身近に感じられていないような気がするよ。
だからこそ、こうやって自分で採った魚は自分で料理しておいしく食べる!!
そして、その命をムダにしない!!
その命のおかげで自分たちが生きていることを忘れないで。
で、「揚がったよ~」ととのの声。「いただきます!」
このハゼくんを育ててくれた吉野川さんありがとう。…そんな気持ちにさせてくれる。
吉野川みたいな優しい味がする。
この味を忘れないでおくれよ!
ハゼはきれいな吉野川などの川で育つ。
汚い川のハゼは黒っぽくておいしくないらしいんだ。
ずーっとずっといつまでもこんなにもおいしくてキレイな吉野川を守っていこうね。ずっと残していようね。
今日初めて釣りをした子も、釣れて嬉しかった子も、引っ掛かってうずうずした子もたくさんいるけど、みんないきいきしてたね!片付けをしていると、「私2匹釣ったよ!」「おれ6匹やし!!」とかみんないっぱい自慢してくれたな。またみんなで釣りをしよう!!
というわけで、今回も大漁という結果でおしまい。
今日の経験がこれからの吉野川の命をつないでいけるものであることを願って。。
&
by るな
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