くまモンツアー後半 荒瀬ダム
球磨川が山をバックに悠々と流れていて、「~川は流れる~」という当たり前のことなんだけど、数年前まではこの流れは当たり前じゃなかったんだな…という思いでずっと川の流れにみいってしまいました。
かつての球磨川は、アユの漁獲量がすごく高く、長さ30㎝に達する尺鮎釣りの名所だったようです。
ダム建設後は、アユは遡上ができなくなり干潟や瀬は消えてしまったようです。周辺では騒音や振動への悩みも大きかったみたいです。
ダム撤去開始後、数ヶ月で川は大きく変化しました。水質が変化し雨のあとの濁りの回復も早くなったようです。消えてしまっていた干潟や瀬も現れました。
ずっと獲れなかったウナギもとれるようになり、河口付近も、50㎝しか伸びなかったアオノリが2メートルまでのびたようです。
そして、アユ達もたくさん帰ってきました。
近くの資料館で、かつての少年たちが、イキイキと魚などを獲る写真をみました。当時は鮎で川底が見えなかった!川に入ると魚が足をつっつきにきた!とも書かれていました。
すごいなぁ~。素敵やな~。みんなで捕まえた魚たちを夕食やおやつに食べたんだろうなぁ~。
めっちゃおいしかっただろなぁ~。球磨川は人々に多くの恵みをもたらしてくれていたんですね。
徳島の吉野川の第十堰でもアユが遡上しています。夏にはたくさんの手長エビがとれます。今の季節はハゼもおいしいです。
球磨川も吉野川もこれから大きくなっていく子ども達にとって、ずっと豊かな川であってほしいと心から思います。そして私達にはどんなことができるのかと改めて考えることができた荒瀬ダム訪問でした。
長文を読んでいたただき本当にありがとうございました。よねさんでした。
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